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2022.01.12
メールマガジン

RPPCメールマガジン 第905号

RPPCメールマガジン 第905

リサイクルポート推進協議会(令和4112日)

 

 

■先週・今週の事務局からのお知らせ

 

リサイクルポート推進協議会のホームページを2月初めより

リニューアル予定です。

アップ後、改めて皆様にご報告いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

■リサイクルポートに関連する最新の情報

 

1.那覇港管理組合、那覇港長期構想を策定。パブコメ手続き中

 

 那覇港管理組合は那覇港の長期構想案をまとめ、昨年1227日から意見募集を開始

している。募集期間は1月26日まで。

 長期構想では那覇港の目指す将来像として、▽物流・産業、▽交流・賑わい、▽安

全・安心、▽持続可能な開発、の4つに集約し、それぞれについて実現に向けた基本

戦略を構築。総計で7つのチャレンジに挑む。

 物流・産業の基本戦略では国内外航路と空港連携によりアジアの中継拠点港化によ

る航路網の充実を図る。そのために港湾・空港へのアクセスを強化し、新港ふ頭と浦

添ふ頭の物流空間の一体的利用のためのふ頭間臨港道路を整備。加えて中城湾港との

連携を強化するための両港間の陸上・海上輸送ネットワークの形成に臨む。

 交流・賑わいでは多様なクルーズを迎え入れる快適な玄関口の形成を基本戦略に国

際クルーズ拠点形成のためのクルーズ船大型化への対応や複数のクルーズ船専用岸壁

の確保を計画する。

 安全・安心の分野では新規RORO船岸壁などで防災・減災対策を推進し、物流と

人流の分離に向けては新港ふ頭・浦添ふ頭内の臨港道路の再配置などを図る。持続可

能な開発に関しては、カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画の策定と、同

計画に沿った取組推進による脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化を指向。さらに、

リサイクルポートである中城湾港との機能分担・有機的連携による再利用商品などの

創貨を促進するなど、循環型社会の構築を支えるための港湾環境の整備に努める。

 

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2.徳山下松港、水深19m大水深岸壁整備を継続へ

 

中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所は、国際バルク戦略港湾として徳山下松港

で進めてきている下松地区水深19m岸壁の整備を継続する。現在、対象となるB1と

B2からなる2基のジャケット桟橋の築造工事の手続きに入っている。当初の発注見

通しでは30億円~50億円未満工事の対象。宇部港湾・空港整備事務所は今後、同工事

を促進するとともに未手続きのAジャケット、先端部のドルフィンも含め、令和5年

度末までに係留関連施設を完全に整える方針。

徳山下松港下松地区の水深19m大水深バースは、跨橋部、渡橋部並びに桟橋部(34

0m)からなり、これまでに跨橋部、渡橋部の整備を終えている。桟橋本体はCジャ

ケット(2基)、Bジャケット(4基)、Aジャケット(1基)の7基からなり、過

年度にCジャケットについては設置を完了しているほか、Bジャケットも先行してい

る2基については年度内に据付を終える段階で、現地海域で作業が進んでいる。

今回入札手続きを始めたBジャケット2基についても、3年度当初から発注手続きに

入る予定だったがカーボンニュートラル(CN)政策が浮上し、今後の国全体の動き

やエネルギー政策の動向を見極める必要があるなどから、これまで追加の発注を見合

わせていた。

ただ石炭は使い勝手が良くベース電源としてこれからも一定の需要が続くと見られて

いるほか、用途も広い。また技術開発の進展により火力発電でもCO2排出量が抑え

られる可能性が高く、石炭需要は引き続き続くとの視点から、事業の整備促進を決め

たようだ。また岸壁が整えばバイオマス発電燃料としてのPKS輸入など他の需要と

の複合的な利用も可能になる。

徳山港湾・空港整備事務所では、5年度の桟橋完成、6年度中の供用へと進める方

針。

 

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3.高松港・坂出港の長期構想案、来年度から改訂作業着手

 

香川県、坂出市合同による「高松港・坂出港長期構想検討委員会」は昨年1216日、

第3回委員会を開催し、長期構想(案)を取りまとめた。今後パブリックコメントに

かけたうえで、年度内に長期構想として公表する。同構想を踏まえ4年度からは各港

湾管理者による高松港、坂出港の次期港湾改訂計画に向けた作業が始まる。5年度中

の改訂を目標にしている。現行の港湾計画は両港とも平成9年度に策定されている。

長期構想案は概ね2030年先の長期を見通した港湾の姿を想定し、物流、交流、維持

管理などの総合的な方針を示している。両港は隣接した重要港湾であることを踏ま

え、各々の特色を活かしつつまた補完しあう形で将来像を描くこととし、「高松港・

坂出港長期構想検討委員会」として一つの委員会で検討して来た。

今回まとまった長期構想案は、両港とも「物流・産業」「交流・賑わい」「安全・安

心」の3つの柱だてを行い、長期的な整備方針を整理している。

高松港の長期構想では物流・産業として、▽コンテナターミナルのヤード拡張、岸壁

の増深。延伸(一部実施中)、▽情報化技術の導入、▽水深12m耐震強化岸壁の延

伸、▽倉庫用地の確保(既定計画)。

坂出港の長期構想では物流・産業として、▽中央ふ頭地区では、大型穀物船の喫水調

整や施設の老朽化、手狭な背後地など多くの課題がある。また林田地区では、岸壁利

用が逼迫し、滞船が発生している中、背後地へのバイオマス発電所建設やRORO船

の定期航路就航が決まるなど新たな岸壁利用の動きがある。このため総社地区におい

て海面土砂処分場を整備して土地を造成、船舶の大型化に対応した大水深岸壁の整備

に取組む、など。

 

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4.秋田県2区域と千葉県1区域の計3区域について事業者を選定

 

 国土交通省港湾局と経済産業省資源エネルギー庁は昨年1224日、再エネ海域利用

法に基づく海洋再生可能エネルギー発電の促進区域である秋田県2区域と千葉県1区

域の計3区域について事業者を選定したことを公表した。すべてコンソーシアム(共

同事業体)による事業実施となり、いずれも米ゼネラル・エレクトリック(GE)製

の発電設備を採用する。

秋田県の「能代市、三種町及び男鹿市沖」では秋田能代・三種・男鹿オフショアウィ

ンドを選定。共同事業体の構成員は三菱商事エナジーソリューションズ、三菱商事、

シーテックの3社で着床式による最大出力47・88万KW(1・26万KW×38基)

の発電所を2028年12月に運転開始する。

秋田県の由利本荘市沖(北側・南側)では秋田由利本荘オフショアウィンドが事業を

行う。構成員は三菱商事エナジーソリューションズ、三菱商事、ウェンティ・ジャパ

ン、シーテックの4社で、着床式による最大出力81・9万KW(1・26万KW×65

基)の発電所を2030年12月に運転開始予定。

千葉県銚子市沖では千葉銚子オフショアウィンドを選定。三菱商事エナジーソリュー

ションズ、三菱商事、シーテックの3社による共同事業体が着床式発電所の運転開始

を2028年9月に予定。最大出力は39・06万KW(1・26KW×31基)の規模

となる。

 

 

 

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発行者:RPPC広報部会

部会長:新谷 聡  りんかい日産建設(株)

部会員:山田 安彦 日本製鉄(株)

    友歳 巌  五洋建設(株)

    川田 延也 東京都

    齋藤 憲雄 山形県リサイクルポート情報センター

リサイクルポート推進協議会 事務局

一般財団法人みなと総合研究財団(内) 担当:押田、清水、安田

 URL: http://www.rppc.jp/ E-mail:rppc_jimukyoku@wave.or.jp

 

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